キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS は買いか — 日本の評価とレビューまとめ
キャプテン翼2 WORLD FIGHTERS は買いか。PS Store と Steam の日本語評価、日本メディアの扱い、前作から消えた育成要素まで、出典つきで整理しました。
有志の情報
GamePrimer 編集部更新 確認日
試合とストーリーを目当てにするなら買い。前作の育成が目当てなら見送り。 日本語で読める定量データは、実はほとんどありません。日本のゲームメディアには 2026年9月16日時点で発売後の評点レビューがなく(ファミ通のレビュー欄は空欄)、 日本語話者だけを母数にした数字はSteam の日本語レビュー21件(好評7・不評14)だけです。 PS Store の★3.98は日本のストアページに出ていますが、これは日本ではなく 世界のプレイヤーの評価です。日本語の不評でいちばん多いのは、前作 『RISE OF NEW CHAMPIONS』のキャラ育成が別物になったことで、 海外レビューが挙げる「チーム作成がない」とは指している中身が違います。
数字はどこまで「日本の評価」か
まず、母数の範囲をはっきりさせておきます。ここを混ぜると結論を間違えます。
| 出どころ | 評価 | 母数(2026年9月16日時点) | 範囲 |
|---|---|---|---|
| Steam(日本語レビューのみ) | 好評7・不評14 | 21件 | 日本語話者のみ |
| PlayStation Store | ★3.98 / 5 | 517件。★5が62%、★1が16% | 全世界(日本のストアページに表示) |
| Steam(全言語) | 賛否両論・好評47% | 453件(好評215・不評238) | 全世界 |
| 日本のゲームメディア | 発売後の評点レビューは見当たらない | — | — |
PS Store の★3.98は日本語のページに出ているので日本の評価に見えますが、見出しは **「世界のプレイヤーの評価」**で、集計は国別ではありません。したがって 「PS Store は高評価なのに Steam の日本語は低評価」という対比は、そのままでは成立しません —— 言語とプラットフォームの2つが同時に違う比較だからです。
日本語話者だけを母数にした数字は、Steam の21件しかありません。 その21件は ★5と★1に割れる PS Store の分布と違って、長文のものはほぼ全て前作の経験者が書いています。 21件を1つの点数にまとめるのは無理があるので、このページでは点数を作らず実数のまま置き、 以下は中身のほうを読んでいきます。
日本のメディアは何と言っているか
発売後に点数を付けたレビューは見つかりませんでした。ファミ通の作品ページはレビュー欄が空のままで、 クロスレビューの点数は存在しません。4Gamer と電撃オンラインが出しているのは、いずれも 発売前の試遊レポートです。
その電撃オンラインの先行レビュー(2026年7月17日、4時間の試遊)は対戦モードに好意的で、 評価しているのは主に3点 —— ファウルがないのでタックルを気軽に狙えること、シュート後に キーパー側もスティックで防ぐ方向を決められるようになったこと、そして後半はゲージ補正で スーパームーブの撃ち合いになりカオスな展開になること。 4Gamer の試遊レポートも「シンプル化した駆け引きと細やかな原作再現」という見出しです。
有志どちらも発売前・短時間の試遊で、ストーリーモードを 通しで遊んだ評価ではありません。後述する日本語の不満はほぼ全てストーリーモードを 数十時間遊んだ人から出ているので、この2本と突き合わせるときはそこを差し引いてください。
日本語レビューで繰り返し出てくる不満
Steam の日本語レビュー21件を読むと、話題はほぼ5つに収束します。件数が少ないので 「何%が不満」という言い方はしませんが、長文レビューの論点はきれいに重なります。
1. 育成が別物になった。 これが最も多く、いちばん熱量が高い論点です。前作 『キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS』(2020年)は仲間との交流で 技を伝授してもらい、伸ばすステータスを選んで何周もする遊び方でした。本作はエピソードチャレンジを こなす形で、レビューの言葉を借りれば「ただミッションをこなすだけで選手の特徴も出せない」。 「俺だけの最強キャラクターを作るのが楽しかったのに」という一行がこの層の総意です。 海外レビューが挙げる「チーム作成がない」とは別の話で、日本語圏で刺さっているのはこちらです。
2. パーフェクトセービングとミラクルセービング。 シュートの方向は6択なので、 読み合いに負ければ止められます。そこにミラクルセービングが乗るため「モブキーパーでさえ 雷獣シュートなどを余裕顔で止めてくる」と書かれています。特定の選手でゴールを決める チャレンジを狙っているときに連続で止められるのが、いちばん効く不満です。
3. スーパームーブのタックル。 発動されるとパスで逃げられず、ボタン入力を強制され、 至近距離だとほぼ確定で奪われる。終盤はほぼ全員が使ってくるため、演出の長さと合わせて 試合のテンポが落ちる、という指摘が複数あります。
4. エピソードチャレンジが作業に感じる。 前作は面倒なミッションを飛ばせたが、 本作は強制されているように感じる、という書き方が目立ちます。全部埋めてから進めたい人ほど きつい、というのは実際そのとおりで、レジェンダリー攻略を見ても 1試合あたりのチャレンジ数はかなり多めです。
5. 試合よりイベントを見ている時間が長い。 これは海外レビューの指摘とも一致します。
好意的な日本語レビューが評価している点
- ストーリーの質。 「ゲームオリジナルのストーリーの質がとても高く、見ていておもしろい」。 原作ファンほど「そう繋げるか」と感心する作りだ、という書き方も出てきます。
- グラフィックと必殺技の演出。
- 難易度を選べること。 ストーリーを追いたいだけならイージーでノンストレスに遊べる、 という評価が複数あります。
- 操作が簡単なのに原作らしいサッカーになること。 「少ないボタン操作でちゃんと原作さながらの サッカーができて面白い」。
前作の経験者が書いた好意的なレビューでも、センタリングの操作性が上がって空中シュートが 撃ちやすくなった、という具体的な改善点が挙がっています。つまり試合の操作そのものは 良くなったという評価が多く、割れているのはその外側という構図です。

海外の評価はどうなっているか
参考までに。OpenCritic は74点「Fair」で、推薦した批評家は46%。Metacritic の PS5 版は 批評家34本で74点。Steam の全言語レビューは453件で好評215件。 海外レビューがそろって挙げる不満は「モードが少ない」「ストーリーモードの進行が止まりすぎる」で、 後者は日本語レビューと一致します。前者は日本語圏では育成の話に置き換わっている、と読むのが 実態に近いです。英語での詳細は 英語版の評価ページにあります。
日本語版で気をつけること
- 音声は日本語。 対応音声は日本語と英語で、英語は試合実況のみ。ストーリーは どのプラットフォームでも日本語ボイスです。声優は 選手名鑑に全128人分あります。
- PC版はアンチチートのため Steam Deck 非対応。 カーネルレベルの Easy Anti-Cheat が Linux で動かないため、Steam公式の互換性レポートは本作を「非対応」と判定しています。
- PC版のクラッシュ。 2026年8月31日の Ver.1.04 で一部のストーリーのクラッシュが直りましたが、 ロゴ後のクラッシュは修正一覧に出てきません。経緯は アップデート履歴に。
- オンラインは1対1のみ。 2対2は本作にはありません。 オンライン対戦ガイドを参照。
こういう人は買っていい、こういう人は待っていい
- 原作のワールドユース編をゲームで追体験したい。 買っていいです。ストーリーの評価は 日本語レビューでも安定して高く、難易度を下げれば試合で詰まりません。
- 対戦で遊びたい。 買っていいです。試遊レポートが評価しているのはここですし、 日本語レビューでも試合の操作性は前作より上という声が多数あります。
- 前作の育成・周回が好きだった。 待ったほうがいいです。同じ遊び方はありません。 これは不具合ではなく設計なので、パッチで戻るものでもありません。
- チームを自作したい。 本編にはありません。外側でやるなら チームビルダー。
- Steam Deck で遊びたい。 買わないでください。Steam公式が非対応と判定しています。
- どの版を買うか迷っている。 通常版で足りますが、日本版は特典の条件が複雑なので 日本版の価格と特典を先に見てください。
よくある質問
ファミ通の点数は?
ありません。ファミ通.com が出している作品ページはレビュー欄が空のままで、クロスレビューの点数は 公開されていません(2026年9月16日時点)。
PS Store の評価が高いのに Steam が低いのはなぜ?
そもそも同じものを測っていません。PS Store の★3.98は「世界のプレイヤーの評価」517件で、 日本だけの集計ではありません。Steam の21件は日本語レビューだけの数字です。 言語もプラットフォームも違う2つを並べて差の理由を語ることはできないので、 このページでは日本語レビューの中身のほうを読んでいます。
前作とどちらが面白い?
試合の操作は本作のほうが良くなったという評価が多く、育成と周回は前作のほうが厚い、という のが日本語レビューの平均的な言い分です。どちらを重く見るかで答えが変わります。
日本語音声はある?
あります。ストーリーは全編日本語ボイスで、英語音声は試合実況のみです。
出典
- 公式PlayStation Store(日本)— 星評価の平均・件数・分布と、各エディションの税込価格(2026年9月16日取得)
- 公式Steam レビュー集計API(日本語レビューのみ/全言語。好評・不評の実数、2026年9月16日取得)
- 公式Steam ストアページ(日本語)— 価格、対応言語、Easy Anti-Cheat
- 有志電撃オンライン/先行レビュー(発売前、4時間の試遊。ファウルなしの試合とキーパー操作について/2026年7月17日)
- 有志4Gamer/先行試遊レポート(発売前。簡略化した駆け引きと原作再現/2026年7月9日)
- 有志ファミ通.com/作品ページ(PS5)— レビュー欄と、希望小売価格の税別表記
- 公式公式サイト/スペック表(対応言語と対応音声、プレイ人数)
- 公式公式サイト/アップデート(Ver.1.04 の修正内容と配信日)
- 公式Steam Deck 互換性レポート(アンチチートのため「非対応」)